若手インフラエンジニアにも評判のわかりやすい書籍を紹介します

インフラに強くなりたい!フリーエンジニアGUIDE フリーエンジニアなら、インフラに強くなれ!

インフラに強くなりたい!フリーエンジニアGUIDE

インフラ初心者におすすめの書籍

インフラ初心者におすすめの書籍

『インフラエンジニアの教科書』

LINE社で働くエンジニアが書いた本で、インフラエンジニアとしての仕事内容や、どうすればインフラエンジニアになれるのか、また必要となる知識・スキルは何かなどについて幅広く書かれています。膨大なユーザーがいるアプリのインフラの管理や運用を行ってきた著者が、サーバ、OS、ネットワークといったインフラの構成要素や運用ノウハウなどをわかりやすく解説している本で、インフラエンジニアの入門書として最適です。担当アプリが急成長したときのことを実例としてあげ、インフラエンジニアとしてのあり方や、データセンター選びの決め手、社内調整に関することまで紹介されているため、実務上でも参考になる部分が多い本です。中堅以上のエンジニアにとっては物足りない印象が否めませんが、新人や若手エンジニアにとっては読みやすく、この1冊で必要な知識を広く網羅できるため役に立つと思います。

『インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門』

自社運用サーバーサイトのネットワーク構築に必要な基礎技術や設計のポイントが例と図を用いて解説されています。ネットワーク分野に特化しており、入門といいながら中身の濃い1冊です。クラウドコンピューティングに逆行するかのように、オンプレミス(自社運用)への回帰という流れがあります。そこで生まれたクラウドとオンプレミスのハイブリッド化の他、これからも残り続けるであろう基礎技術や設計すべき内容についてわかりやすく記されています。中堅レベルのエンジニアにとっても知識の再整理となり、漠然としていた知識が明確になるかもしれません。

『ネットワーク仮想化 基礎からすっきりわかる入門書』

仮想化に特化した本ですが、初心者にもわかりやすい内容です。ネットワークの仮想化について各種仮想化技術や、信頼性対策、セキュリティ対策、クラウドなど仮想ネットワークを概略的に理解するのにいい本です。ただ、実機での構築や設定には触れられていないので、他の入門書と併用して持っておくと良いでしょう。ネットワークのみに留まらず、ストレージ、回線やデータセンターなどといった様々な分野の仮想化について体系だてて説明されているため、全体像を掴みながら学んでいけるのが特徴です。管理職やベテランクラスのエンジニアからも新しい技術の概略を掴むという目的で高評価です。

『インフラデザインパターン~安定稼動に導く127の設計方式』

数百プロジェクトの実績から導かれたインフラ設計の定石パターンを、図を用いながら「デザインパターン」としてまとめた本です。ストレージ、バックアップ、データベースなどの様々なインフラの実現パターンが列挙されています。たくさんのパターンが記されていますが、その詳細設定や具体的な方法に関する説明はありません。概論として読むのに適した本です。アプリケーション開発者も含めたインフラ初心者やプロジェクトマネージャを想定読者として書かれた本であり、企業の情報システム部門でシステムの企画・導入を行ったり、ベンダーの提案や設計を評価・比較する人にもおすすめできます。

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